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よかね長崎

潜伏キリシタン・関連遺産

潜伏キリシタン・関連遺産

HIDDEN CHRISTIAN HERITAGE

長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産

キリスト教が禁じられている中で、長崎と天草地方において日本の伝統的宗教や一般社会と共生しながら信仰を続けた潜伏キリシタンの信仰継続にかかる伝統のあかしとなる遺産群であり、潜伏キリシタンの伝統の歴史を語る上で必要不可欠な12の資産で構成されています。12の構成資産はそれぞれ潜伏キリシタンの信仰継続の歴史・伝統に沿って4段階に分類され、8市町に点在しています。

世界遺産巡礼の道 全体図(PDF:373KB)

12の構成資産

「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」は、キリスト教が禁じられている中で、長崎と天草地方において日本の伝統的宗教や一般社会と共生しながら信仰を続けた潜伏キリシタンの信仰継続にかかわる伝統のあかしとなる遺産群です。

禁教期にもひそかに信仰を継続していた長崎と天草地方における、潜伏キリシタン独特の文化伝統の証拠であることを評価され、2018年7月、世界文化遺産へ登録されました。

映画『沈黙』

— SILENCE —

原作ゆかりの地

原作 遠藤
監督 マーティン・スコセッシ

戦後日本文学の最高峰とも称される遠藤周作の「沈黙」(新潮文庫)を、ハイウッドの巨匠マーティン・スコセッシ監督が完全映画化。この作品はスコセッシ監督が1988年に原作と出会ってから28年、読んだ瞬間に映画化を希望し、長年に渡り暖め続けてきたという待望のプロジェクトです。17世紀江戸初期、長崎の激しいキリシタン弾圧の中で棄教したとされる師の真実を確かめるため、日本・長崎にたどり着いた宣教師たち。 人間にとって本当に大切なものとは何かを、壮大な映像で描いた歴史大作です。2009年1~3月に、マーティン・スコセッシ監督らが制作準備のために長崎を訪れました。

シーンでみるゆかりの地

— エリア1 —

AREA1

かくれキリシタンの里 トモギ村 のモデル 長崎市外海地区エリア

トモギ村

禁教期に外海地区の多くのキリスト教信徒たちは潜伏して信仰を守り続けた。『沈黙』に登場するかくれキリシタンの集落《トモギ村》は外海をモデルに創作された。原作者の遠藤周作はこの地を取材で訪れ、小説を書きあげた。映画の制作準備のためにスコセッシ監督も訪れた。

— エリア2 —

AREA2

長崎市中

奉行所の探索から逃れるため、トモギ村を出て山中を放浪していたロドリゴは、キチジローの裏切りにより役人に捕まる。長崎市中に連行されたロドリゴは、探しもとめていたかつての師であるフェレイラと再会するが、棄教後のフェレイラは沢野忠庵と名乗り奉行所で働いていた。

— エリア3 —

AREA3

雲仙市 雲仙地獄エリア
沸き立つ地獄を前に、司祭は何を想うのか

— エリア4 —

AREA4

五島エリア

キチジローの出身地で、そこから来た信徒に懇願され、ロドリゴは五島に赴く。さらにトモギ村の迫害がはじまると、ロゴリゴは島へ逃げ、山中を放浪し、キチジローの裏切りにより役人に捕まる。

— エリア5 —

AREA5

平戸エリア
伝来の地。今も聖地を尊ぶ空気が受け継がれている

南蛮貿易によって栄えた平戸。イエズス会宣教師フランシスコ・ザビエルが布教し、この地から長崎のキリスト教の歴史がはじまった。島全島がキリシタンと言うほど布教が広まり、20年ほどの間に5,000人のキリシタンがいたが、激しい弾圧により潜伏の時代がはじまる。キリシタンたちは独自の組織で信仰を守り通した。

— エリア6 —

AREA6

南島原市エリア
繁栄の地、そして島原の乱

キリシタン大名である有馬晴信の対外的な力を表しキリスト教の繁栄とされている日野江城。それからわずか73年後、キリシタンによる幕府へ重税、飢饉の憎しみにより一揆が勃発。16歳の少年天草四郎を総大将に原城に一揆軍が立て籠もったが、一人を除き皆殺しとなりキリスト教の時代は幕を閉じた。

—エリア7 —

AREA7

大村エリア

日本最初のキリシタン大名大村純忠が治めていた大村領では、領主の改宗によって、領民たちもキリスト教を信仰するようになった、純忠が長崎などをイエズス会に寄進したため、長崎は「小ローマ」と呼ばれるまでにキリスト教文化が栄えたが、純忠の死後、息子は改宗。厳しい弾圧のなかでも、キリスト教を守り続けるキリシタンたちがいたが、捕らえられ、多くの信徒が処刑された。

遠藤周作の沈黙の舞台を巡る

遠藤周作が1966年に書き下ろした小説「沈黙」は17世紀の史実・歴史文書に基づいて創作された歴史小説です。江戸時代初期のキリシタン弾圧の渦中におかれたポルトガル人の司祭を通じて神と信仰の意義が描かれています。マーティン・スコセッシ監督により映画化されました。長崎県には映画の舞台にもなった黒崎教会や監督がシナリオハンティング(台本作り)のために視察した遠藤周作文学館があります。美しい大海原の傍らに佇む信仰と愛に満ちたキリシタンの町。今もその面影が見え隠れしています。遠藤周作も魅せられた町で深い信仰にふれてみませんか。

動画 THE GUIDE ~記憶の案内人~

—「沈黙」ゆかりの地めぐり関連スポット —

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